大東書道院について
沿革
1941年 三村秀竹が大東亜書道院を興し、上野美術協会にて第1回社中展を開催。
しかし、昭和19年、戦況の悪化により中止。
1949年 月刊競書誌「筆」を発行。
1952年 2月、墨田区の三圍(みめぐり)神社にて大東書道院の結成式を挙行。
1953年 第1回大東展を東京都美術館にて開催。
1972年 埼玉県羽生市主催「三村秀竹書作展」を羽生市文化会館にて開催。
第17回東方展に出品参加。
1977年 大東書道院創立25周年記念「同人選抜展」を日産アートサロンにて開催。
1983年・1984年 「大東書道院選抜展」を日産アートサロンにて開催。
1996年 「郷土之書家 三村秀竹展」を羽生市郷土資料館にて開催。
2002年 大東書道院創立50周年記念「同人選抜展」を銀座画廊にて開催。
2007年 第55回記念「大東展」を東京都美術館にて開催。
2010年・2011年 第59回・60回大東展を東京都産業貿易センター台東館にて開催。
2020年 第69回大東展はコロナ感染対策のため中止。大東教育展は誌上展として実施。
2021年 第70回大東展・併催教育書道展、東京都美術館にて開催。
2024年 第1回處和展を日本橋・小津ギャラリーにて開催。
2025年 第74回大東展・併催教育書道展、東京都美術館にて開催予定。
2025年 第2回處和展を日本橋・小津ギャラリーにて開催予定。
三村 秀竹(1905~1996)
創立者
「古典を尊重し、新しい流派をも理解して中正書道の確立を図る」という理念のもと創立以来本院を牽引してきた。
三村秀竹の書は長年にわたる古典の確かな追求と研究に裏付けられながら、温和な線質中正なる造形美、静かな中にみられる厳しい運筆等を生み出した。それは、数多くの古典作品への敬意が秀竹の書をより深いものへと導いていった結果と言える。
常日頃より「書は心電図なり」と言い、筆を動かす時は心の動くままに、無理なく自然に筆を運ばなくてはならないことを心構えとし、数多くの作品を残した。
大東書道院の会長のほか、日展審査員、毎日書道展名誉会員、東方書道院最高会議員、書壇院審査員として書道界で活躍した。